みなさんは、ヴァンパイアというと、何を想像しますでしょうか。
私はお笑い芸人のバンパイアですかね…(今は解散してフランケンシュタインに)

遊戯王における「ヴァンパイア」というのは初出はThousand Eyes Bible -千眼の魔術書-の「ヴァンパイア・ベビー」
そして、カテゴリ化したのはシャドウ・スペクターズ。その期間、実に13年。
ここまでカテゴリ化に時間かかるとは…さすがにクリボーほどでは無いが(クリボーは16年)
ヴァンパイア自体の強さはお察しという感じなのだが
「ヴァンパイア」というもの自体が有名なモンスターだし、カッコよさも兼ね備えているので、好きだという人は多いだろう。多分。
初出はヴァンパイア・ベビーだが、「ヴァンパイア」を象徴するモンスターは、今も昔も「ヴァンパイア・ロード」

「ロード」という言葉には「君主」という言葉があるので、名実共にヴァンパイアを束ねている存在なのだろう…
と、思っていたら「ヴァンパイア・デューク」のデュークも、「ヴァンパイア・グレイス」のグレイスも、同じような意味である(詳しくは後述)。
どうもヴァンパイアには高貴な奴らが多すぎる。(正確にはヴァンパイアじゃなくても、ノーブル・ド・ノワールとかも居るし)
結局どいつがヴァンパイアの中で一番エラいのだろうか…。
答えは、「ヴァンパイア・ジェネシス」

レベルもヴァンパイアの中で最高で
ヴァンパイアの始祖(ジェネシス)というとやはり一番エラそうである。
ちなみに中身はヴァンパイア・ロードなので、やっぱりいちばんエラいのはヴァンパイア・ロードなのだ。
このように、ヴァンパイア・ロードこそが「ヴァンパイア」の顔であり君主であるのだが
結局その設定と要素を生かしつつ「ヴァンパイア」というカテゴリを成立させた為(ヴァンパイア・ロードに合わせた為)
ヴァンパイア自体は極めて微妙に…。
そんな「ヴァンパイア」の世界を今日は紹介しよう。
《ヴァンパイア・ベビー》

先述の通り、遊戯王OCGの歴史におけるヴァンパイアの始祖。
「ヴァンパイア」モンスターの背景には赤い月があるのが多いが、それはこのモンスターのイラストの影響と思われる。
ヴァンパイア・ロードを代表とする「ヴァンパイア」はデッキからカードを落とさせるという申し訳程度の吸血要素だが、このカードはキチンと倒したモンスターを従属とさせている。
打点が低すぎるだけで、効果だけはこっちの方がよっぽど強い。
《ヴァンパイア・ロード》

先述の通り、「ヴァンパイア」のカテゴリはこのカードを基準としてデザインされている。
ヴァンパイアというと、ほとんどの作品がカッコよく美形な姿となっている事があるが
これは、吸血行為を行う為には人間に近づく必要がある事から、警戒され辛い美形の姿に変身すると言われている。
このカードの正体は「ヴァンパイア・ジェネシス」の為、この美形な姿は世を忍ぶ仮の姿かもしれない。
《ヴァンパイア・レディ》

ヴァンパイア・ロードから弱い部分だけ抽出したどうしようも無いカード。しかも打点も中途半端。
背景も「ただの白い月」であり、ヴァンパイアとしての意識は少々低いと思われる。
《カース・オブ・ヴァンパイア》

第二のイケメン。
片翼しか無く、非常に飛びづらそう。
カース・オブ・ヴァンパイアというと日本語で訳すと「ヴァンパイアの呪い」となる。
つまり、このカードは純粋なヴァンパイアという訳では無く、「ヴァンパイアの従属となってしまった者」という可能性が高い。
ポーズもなんとなく忠誠を誓っているように見える。
《ヴァンパイア・ドラゴン》

デザインがキモい。
モンスターファームのすえぞーを10億倍くらいキモくしたようなデザイン
2400というありふれた打点だが、ヴァンパイアとしては相当高い。
背景の月が赤くないが、このカード自体は優秀な分問題無し。
《ヴァンパイア・デューク》

海外からの新鋭。
ヴァンパイアとしてはとても使いやすい効果を持っており、まさしく待望の海外新規…だったのだが
やはり元々のヴァンパイアの性能自体がお察しな為、あまり話題にならず…。
ちなみに「デューク」と言うのは伯爵という意味がある。
そして、「ヴァンパイア・グレイス」の「グレイス」というのも伯爵・伯爵夫人という意味がある。
よって、ヴァンパイア・デュークとヴァンパイア・グレイスは元々夫婦としてデザインされているものだと考えられる。
結構な熟年夫婦ですね…。
このカードは、姿だけなら大分前より登場しており、「威圧する魔眼」で出ています。

…似てない。まあ、画風が全然違うのでそう見えても仕方ないですが…
それにしても「デューク」…「威圧する魔眼」…
うわあこれはゴルゴ13ですね…

《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》

ヴァンパイアでまともに登場した、かわいいカード。
「ヴァンプ」という意味にはいろいろあるが、このカードイラストの背景からして考えられるのは
「娼婦」という意味である。
そもそも、そういう意味が無かったとしても、こういう「妖艶な女性がベッドの上で誘っているイラスト」ってだけで
だいたいそういう事なんだろうなってのが分かる。その上でこんな意味があるのだからもう大したもんだ。
ある意味、水の踊り子よりアブないカードである。
さて、このカードを考察するにあたって気になるのは
「実際にさせてくれるのか?」という問題。
イラストからして、ゆうべはおたのしみでしたね を行った後に、その代償として吸血を行うという
ギブ&テイクな処世術を持ったヴァンパイアとかんがえられる。
しかし仮にも彼女はモンスターだ。
誘うだけ誘っておいて、約束をホゴにして吸血吸血アンド吸血ってされてもおかしく無い。
一体、彼女はどっちのタイプであろうか。
私は思う。おそらく、「させてくれる」という事だ。
理由としてはあまりにも格好がバレバレだという事である。
何故、いまから抱かれようという時に正体を表しているのか。
この状態で正体を披露しても、逃げきれる可能性はまだ全然ある。
と、なると「予め代償を説明し、その了承得た者と×××を行い吸血を行う」という
極めて合理的な方法で吸血を行っているのだ。まさしく娼婦と言うしか無い。
おそらく全国のヴァンパイアフェチが餌食になっているのだろうが…
悲壮感が全くありませんね…。
そういえば、娼婦というと
ゴルゴ13はしょっちゅう娼婦を抱いてますが…。
となるとヴァンパイア・デュークはヴァンプをしょっちゅう抱いている事になるのでしょうか。
なるほど、たしかに人間の身でヴァンプを抱けばその末路は死ですが
自身がヴァンパイアになれば、いくら血を吸われても死なない…
つまりヴァンプ抱き放題

ヴァンパイアになってみるのも案外悪くないかもしれませんね
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つまり美男美女でなければヴァンパイアになる事は出来ない…
> つまり美男美女でなければヴァンパイアになる事は出来ない…
ヴァンパイア・ドラゴンもドラゴン界ではイケメンだった…!?
日本語がガバガバだった…
悪くない
ズキューン!
たしかに聖騎士の誰かがカースになったとしてもおかしくはないですね…ビジュアル的にも。
> 悪くない
あんまり頼りすぎるのも問題どころですね。