【遊戯王】「burning abyss」から「彼岸」へ… 《善悪の彼岸》について語るぜ!
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こんにちは、笹川マイスです。

今回は、彼岸で恋する物語…
交錯するヘルレイカーとダンテの想いはついにキケンな領域へと突入する…!?
純愛ラブストーリー 善悪の彼岸

というようなイラストの「善悪の彼岸」について考察します。
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ついに9月ですよ皆さん。
9月といえば、そう
エクストラパックの時期でございます。

9月10日に登場する「EXTRA PACK 2016」…という事で、今回でEXTRA PACKは9弾目です。
最近ではネタも無くなってきたのか、地元(海外)へのファンサービスなのか
「新テーマ」をひっさげて来る事が多くなってきてますね。

「聖騎士」「U.A.」「Kozmo」…などなどいろいろありますが。
「彼岸」もその1つです。

しかし、このエクストラパックですが…最近よくやり玉に挙げられるのが

「和訳」

ですね。



今回のEXTRAPACK 2016だと
米版「kozmo」 → 「kozmo」
米版「kaiju」 → 「壊獣」
韓版「??(バゼストマ)」 → 「バージェストマ」
へと変わっていきました。韓国語は読めない&書けないからキャンセルだ。

kozmoは半角から全角になっただけ
Kaijuは「怪獣」かとおもいきや、ネーミング被りを避けて「壊獣」とした。
元々「バゼストマ」として公表していたバージェストマは、元ネタである「バージェス動物群」に合わせてか
「バージェストマ」へと変更となった。

どれもこれも無難無難&無難。
今回は和訳についてそこまであーだこーだ言われるような事は無いだろう。



しかし、去年(EXTRA PACK2015)はこの和訳については、いろいろ物議を醸した。
まあ「U.A」だとか「旧神・外神・古神」の事では無い。

「彼岸」である。
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元々、彼岸は米版での名称は「burning abyss」…バーニングアビスである。

「バーニングアビス」と「彼岸」
あまりにもイメージの違う和訳に、これは結構物議を醸した



が、私から言わせてもらうと
「彼岸」は、とても優秀なネーミングであり賞賛に値する。
デッキとしては使ってはいないが、「彼岸」というネーミングセンスはほんと好き。
まあ私自身burning abyss時代から彼岸に入れ込んで居た訳じゃないから
その頃から入れ込んでいた人には違和感は感じるかもしれないが…



そもそも英語で「burning abyss」と書くとまだカッコよさあるのだが
カタカナで「バーニングアビス」と書くとなんかダサい

まさか「kozmo」みたいな感じでそのまま「burning abyss」と来日するのもおかしな話なので
そのまま という意味ならバーニングアビスとなっていただろう。

しかし、これをダンテに当てはめると
「バーニングアビス・トラベラー ダンテ」
「バーニングアビスの旅人 ダンテ」
とかになってしまう。
それになる位なら「彼岸の旅人 ダンテ」のがスッキリして良い。


ブラックフェザーやレイドラプターズみたいに縮めてみたら「BA」となるが
「BAトラベラー ダンテ」「BAの旅人 ダンテ」とかになってしまう。
これもやっぱりダサい。



え?「旅人」を付けなくて
「バーニングアビス ダンテ」で良いじゃないかって?


巡礼者くんを忘れるのはやめてさしあげろ。
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でもやっぱり「彼岸はおかしい」と思う人は居るはず。
そもそも「彼岸」というもの自体が暦としての「お彼岸」のイメージがあって
その字面からも、なんかほのぼのとしたイメージを抱きがちである。

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この部分が先述した「物議を醸した」と言われても仕方の無い部分なのだが…

実際のところ「彼岸」というのは死後の世界…「あの世」の事である。
暦としての「お彼岸」は、この世とあの世がもっとも近くなる時期である為、こう名付けられている。

別名「涅槃」ともいい、イメージはこちらの方がしやすいかもしれない。
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そう考えるとあながち「彼岸」というのも間違っていないのも解るだろう。


しかし、「彼岸」というのは仏教用語。
burning abyssの元ネタとなる「神曲」はイタリアで発表された作品であるし、宗教の違いから違和感がある部分もモチロンある。

バーニングアビスの元ネタとなる「神曲」は 煉獄・地獄・天国を渡り歩く叙事詩である。
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「バーニングアビス」というのは「清めの火」を意味する「煉獄」の事を指していると考えられる。
「煉獄」というのはこの世とあの世の境目の事である。
遊戯王ではインフェルニティやインフェルノイドでたびたびお目にかかる「煉獄」というキーワード。
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他のゲームでも、たとえばドラクエとかの「れんごく火炎」があったり
日本では禍々しいイメージのある「煉獄」。もはや地獄に似たような存在と考えられてるが
実際の所かなり神聖な場所であり、地獄とは全く異なる
字面が禍々しいだけであり、とんでもない風評被害だったのだ。

ところが、「彼岸」という言葉になってくるとこの「煉獄」を渡り歩いてもう既に死後の世界である。
さらに、彼岸というのは非常に平穏な世界と言われておりどちらかというと「天国」の方が近い。
(これは先述のほのぼのとしたイメージ通りではある)



そして遊戯王の「彼岸の悪鬼」は、元ネタ神曲の「マレブランケ」という12人の悪魔が元になっている
この悪魔は言うまでもなく地獄で活動している奴らである。


バーニングアビスは煉獄を意味していて
彼岸は天国を意味している
彼岸の悪鬼は地獄に居る…?





これもうわかんねぇな。
まあ、神曲は煉獄・地獄・天国を渡り歩くストーリーだからこれで良いでしょ(適当)



しかし、「バーニングアビス」が「彼岸」というネーミングである一番の理由は


このカード。タイトルにもなっている
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善悪の彼岸



これはいうまでも無く、ニーチェ著の
「善悪の彼岸」が元ネタとなってます。
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この「善悪の彼岸」という本は、いわゆる哲学書のようなもので
私には正直良くわかりません。
要約すると、キリスト教における「生前の善悪によって死後(彼岸)の行き先(天国or地獄)が決められる」という考えに対して
一体なにを持って「善」なのか「悪」なのか という点を哲学的に書いている本です。


ダンテの「神曲」とは全く関係ありません。




しかし、このニーチェ著の「善悪の彼岸」の英名は
Beyond Good and Evil

対して、遊戯王の「善悪の彼岸」の英名は
Good & Evil in the Burning Abyss


何故か、英語版の時点で既にニーチェ著の「善悪の彼岸」を意識したカード名なのです。
そのため、日本に来た際に
「Burning Abyss」が「彼岸」になるというのは、実は自然な流れだったのです。


でも何故全く関係の無いニーチェの「善悪の彼岸」が取り上げられたのかは不明。
普通に考えるならば、「彼岸」というキーワードから「善悪の彼岸」にたどり着くのがやっぱり自然。


…となると…
和名が「彼岸」になるというのは、もうburning abyssを作るという最初の段階で決まっていたのだろう。


そう、海外先行と言いながら、「聖騎士(Noble Knight)」だろうが「壊獣(kaiju)」だろうが
和名は最初から付けられて製作されていたのだ。

andante-.png



よくヘンテコ和名で話題になるスクラップ・デスデーモンも、最初から和名に「デス」がついており
海外へ行くときに「デス(death)は使えない」から、Scrap Demonとなっていったのだろう。


これならば、全ての事柄にガッテンがいく。







ん…?



それだったら
何故、バージェストマは最初「バゼストマ」だったんだ…?











これもうわかんねぇな

結局なにも解明できず終わり。


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コメント
コメント
今のハングル語は基本的に長音符(ー)を使わないらしいですよ
なのでバージェストマの長音符が消えてバゼストマになったのではないでしょうか
2016/09/01(木) 05:39:35 | URL | #- [ 編集 ]
そもそもバゼストマって言い始めたのは誰なんですかね?元ネタはバージェス動物群らしいけどバゼストマは何かに掛かってたのでしょうか
2016/09/01(木) 12:45:39 | URL | #- [ 編集 ]
公式はバゼストマって一度も言ってない気がする。勝手に誰かが言い出しただけだから、別に問題ないのでは?
2016/09/01(木) 17:35:29 | URL | #- [ 編集 ]
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